混雑した屋外公共環境では、ユーザーや通信事業者は、高速で信頼性の高い接続を必要としています。大量の帯域幅を使う音声やビデオのアプリケーションを実行するスマートフォン、IoT センサー、「スマート シティ」接続デバイスなどはいずれも、混雑した屋外環境で高パフォーマンスの Wi-Fi が要求されます。
Ruckus T610 は、中密度の屋外導入で、最大 2.5 Gbps (入手可能な Wi-Fi クライアントで最高) のデータ レートを誇る超高速の接続を実現します。ラッカスの特許取得アダプティブ アンテナ技術により、どこにいても、すべての接続デバイスの信号品質が向上します。さらに、この AP では、事実上屋外環境のどのような厳しい条件にも耐える産業グレードのエンクロージャーにすべてが統合されています。
T610 は、屋外キャンパスやホットスポット、競技場、コンベンション センター、移動ハブなどの混雑した公共施設向けに専用設計されています。セキュア画像ダウンロードや IP67 準拠 USB ポートなどの産業グレード機能によって、スマート シティや大規模ビデオ監視システム向けの IoT を簡単に導入できます。優れたワイヤレス パフォーマンスを必要とする標準のイーサネット バックホールを持つ中密度導入に最適な選択肢なのです。
T610 802.11ac Wi-Fi AP には、ラッカス Wi-Fi 製品専用の特許取得技術が搭載されています。
- 複数方向アンテナ パターンを使用する特許取得 BeamFlex+ 技術により、信号到達範囲が広がります。
- 混雑の少ない Wi-Fi チャネルを動的に見つけて使用する ChannelFly でスループットを改善します。
また、T610 は次世代の 802.11ac 機能を完全に補完します。802.11ac マルチユーザー MIMO (MU-MIMO) に対応するこの AP は複数のクライアント機器に同時に信号を送信できるため、Wave 2 以外のクライアントも含めた全クライアントでエアタイム効率と全体のスループットが大幅に向上します。SmartMesh™ ワイヤレス メッシング技術によって導入時間が短縮されるだけでなく、ネットワークの複数のアクセス ポイントをつなぐイーサネット ケーブルを設置せずに済むため、関連費用が発生しません。
導入する AP の数によらずが 10 台であろうと 1 万台であろうと、T610 は、ラッカスのアプライアンス、仮想、およびクラウド管理オプションから簡単に管理できます。
特徴
非常に優れた屋外 Wi-Fi
IP-67 耐候性、ギガビット イーサネット ポート 2 基を搭載した高パフォーマンスの屋外 Wave 2 Wi-Fi を体験できます。
目を見張る Wi-Fi パフォーマンス
特許取得 BeamFlex+™ アダプティブ アンテナ技術で信号到達範囲を伸ばしながら、4,000 以上の指向性アンテナ パターンを活用して干渉を抑制します。
複数の管理オプション
T610 は、クラウドから、またはオンプレミスの物理/仮想アプライアンスで管理できます。
最高のスループットを自動化
ChannelFly™ 動的チャネル技術では、機械学習を使用して混雑の最も少ないチャネルを自動的に見つけます。常に、その帯域が対応する最高のスループットを得られます。
対応デバイスの増加
4 つの MU-MIMO 空間ストリームとデュアルバンド 2.4/5GHz 同時対応無線で、一度に接続できるデバイスの数を増やしながら、Wave 2 以外のデバイスのパフォーマンスも高めます。
拡張バックホール
オンボードの 1GbE ポート 2 基をリンク アグリゲーション (LACP) と組み合わせて、AP と有線スイッチの間のスループットを最大にします。
拡張可能な機能
オンボード USB 2.0 ポートを使用して AP の機能を拡張し、新しいテクノロジーに対応できます。
Wi-Fi を超える
Ruckus IoT Suite、Cloudpath セキュリティおよびオンボーディング ソフトウェア、SPoT Wi-Fi 位置情報エンジン、および SCI ネットワーク アナリティクスで、Wi-Fi の先を行くサービスに対応しましょう。

アクセス ポイントのアンテナ パターン
ラッカスの BeamFlex+ アダプティブ アンテナを搭載した T610 AP は、多数のアンテナ パターン (4,000 以上の組み合わせが可能) の中から各デバイスとの間に最良の接続を確立するパターンをリアルタイムで動的に選択します。これには以下の利点があります。
- Wi-Fi 信号到達範囲の向上
- RF 干渉の低減
一般的なアクセス ポイントに搭載されている従来の全方向アンテナでは、RF 信号を全方向に不要に放射することにより、環境が過剰に飽和します。一方、ラッカスの BeamFlex +アダプティブ アンテナでは、パケットごとに各デバイスに無線信号を向けてリアルタイムで Wi-Fi 信号到達範囲とキャパシティを最適化し、高デバイス密度の環境に対応します。BeamFlex+ は、デバイスからのフィードバックなしで稼働するため、レガシー規格を使用するデバイスも恩恵を受けます。

アンテナ パターン

アンテナ パターン

アンテナ パターン

アンテナ パターン

メモ: 外側のトレースは、可能なすべての BeamFlex+ アンテナ パターンの合成 RF フットプリントを表します。内側のトレースは、外側の複合トレース内の BeamFlex+ アンテナ パターンを表します。
Wi-Fi 規格 |
|
サポート対象速度 |
|
サポート対象チャネル |
|
MIMO |
|
空間ストリーム |
|
無線チェーンとストリーム |
|
チャネライゼーション |
|
セキュリティ |
|
その他の Wi-Fi 機能 |
|
アンテナ タイプ |
|
アンテナ利得 (最大) |
|
ピーク送信電力 (MIMO チェーン全体の総計) |
|
BeamFlex+ SINR 送信電力利得* |
|
BeamFlex+ SINR 受信電力利得* |
|
最低受信感度1 |
|
周波数帯 |
|
HT20 | HT40 | ||
---|---|---|---|
MCS0 | MCS7 | MCS0 | MCS7 |
-97 | -79 | -94 | -78 |
VHT20 | VHT40 | VHT80 | |||
---|---|---|---|---|---|
MCS0 | MCS7 | MCS0 | MCS7 | MCS0 | MCS7 |
-96 | -80 | -94 | -77 | -91 | -74 |
レート | 出力 (dBm) |
---|---|
MCS0 HT20 | 20 |
MCS7 HT20 | 17 |
MCS0 HT40 | 22 |
MCS7 HT40 | 19 |
レート | 出力 (dBm) |
---|---|
MCS0 VHT20 | 22 |
MCS7 VHT20 | 19 |
MCS0 VHT40、VHT80 | 22 |
MCS7 VHT40、VHT80 | 19 |
ピーク PHY レート |
|
クライアント キャパシティ |
|
SSID |
|
アンテナ最適化 |
|
Wi-Fi チャネル管理 |
|
クライアント密度管理 |
|
スマート キャスト QoS |
|
モビリティー |
|
診断ツール |
|
コントローラー プラットフォーム サポート |
|
メッシュ |
|
IP |
|
VLAN |
|
802.1x |
|
トンネル |
|
ポリシー管理ツール |
|
IoT 対応 |
|
イーサネットが |
|
USB |
|
サイズ |
|
重量 |
|
侵入に対する保護 |
|
マウント |
|
物理的セキュリティ |
|
動作温度 |
|
動作湿度 |
|
耐風性 |
|
電源 | 機能の制約 | 最大消費電力 |
---|---|---|
802.3af |
|
10.4W |
802.3at |
|
25W |
Wi-Fi アライアンス4 |
|
準拠規格5 |
|
位置情報サービス |
|
ネットワーク アナリティクス |
|
セキュリティとポリシー |
|
901-T610-XX00 |
|
901-T610-XX51 |
|
国別の注文情報については、ラッカス価格表をご覧ください。
保証: リミテッド 1 年保証付きで販売されます。
詳細については、以下を参照してください: http://support.ruckuswireless.com/warranty。
902-0125-0000 |
|
902-0127-0000 |
|
902-0183-0000 |
|
902-0162-XXYY |
|
注意: 屋外 AP のご注文の際には、-XX 部分を -US、-WW、または -Z2 で置き換えて送付先を指定してください。PoE インジェクターまたは電源をご注文の際には、-XX 部分を -US、-EU、-AU、-BR、-CN、-IN、-JP、-KR、-SA、-UK、-UN のいずれかで置き換えて送付先を指定してください。
アクセス ポイントについて、-Z2 は次の国に適用されます: アルジェリア、エジプト、イスラエル、モロッコ、チュニジア、ベトナム。
*BeamFlex 利得は複数の AP と多数のクライアントで構成された実際の環境条件における長期的観測値を基準として、統計的なシステム レベルの効果値を SINR の増幅値に換算したものです。
*BeamFlex 利得は複数の AP と多数のクライアントで構成された実際の環境条件における長期的観測値を基準として、統計的なシステム レベルの効果値を SINR の増幅値に換算したものです。
1Rx 感度は帯域、チャンネル幅、MCS レートによって異なります。
2SKU ご注文情報については、Unleashed データシートをご覧ください。
3最大電力は国の設定、バンド、MCS レートに応じて異なります
4全 WFA 認定資格の一覧については、Wi-Fi アライアンスのウェブサイトをご覧ください。
5現在の利用可能製品については、価格一覧をご覧ください。