現代の Wi-Fi デバイス ユーザーは、いつでもどこでも利用できる信頼性の高い接続を求めています。しかし、何千ものユーザーを抱え、絶え間ない RF ノイズにさらされる混雑した屋外施設では、狭い信号到達範囲、接続の途切れ、データレートの低下によって、ユーザーはしばしば不満を募らせています。このような Wi-Fi 体験の悪化はただちに施設とサービス プロバイダーの評判を損ない、その結果、ビジネスの喪失につながる可能性があります。ネットワーク体験の良し悪しは、受け入れるか拒否するかの「リトマス試験紙」となっています。
屋外 Wi-Fi 導入の市場リーダーであるラッカスは、1 つの AP だけを使うソリューションでは多様かつ複雑な屋外要件のあらゆる潜在的課題に対応できないことを知っています。Ruckus T310 802.11ac Wave 2 シリーズに、今日市場にあるどの屋外 AP よりも多様性を持たせて設計したのはこのためです。T310 シリーズでは内蔵全方向アンテナまたは内蔵高利得指向性アンテナのどちらかが搭載されたモデルをご利用いただけます。ラッカスの特許取得アンテナ最適化および干渉軽減技術を使用してスループットと接続の信頼性を改善し、業界最大級の 802.11ac Wave 2 パフォーマンスを、全接続クライアントに提供します。同時に、T310 シリーズは、超軽量で小型の IP-67 規格エンクロージャを素早く簡単に設置でき、非常に厳しい屋外環境にも耐えます。
ラッカスでは、屋外 AP デプロイで特に課題となるのは設置と保守であることを心得ています。このためラッカス屋外 AP では、屋外 AP デプロイの簡素化に役立つ SmartMesh などのさまざまな技術を使用しています。
Ruckus T310 シリーズは、空港、コンベンション センター、プラザ、モール、スマート シティなどの高密度屋外公共施設や、その他の高密度都市環境に最適です。高密度屋外ロケーションのあらゆるユーザーに優れた Wi-Fi 体験を提供することで、施設運営事業者はゲストの満足度とロイヤリティを高め、新種のワイヤレス アプリケーション サービスを提供し、売上を増加させることができます。
Ruckus T310 シリーズには、ラッカス Wi-Fi 製品独自の特許取得技術が組み込まれています。
- 複数方向アンテナ パターンを使用する特許取得 BeamFlex+TM 技術により、信号到達範囲が広がります。
- 混雑の少ない Wi-Fi チャネルを動的に見つけて使用する ChannelFly でスループットを改善します。
導入する AP の数にかかわらず 10 台であろうと 1 万台であろうと、T310 シリーズは、ラッカスのアプライアンスおよび仮想管理オプションから簡単に管理できます。
特徴
シンプル
ラッカスの屋外 AP を使用すれば、SmartMesh などのワンタッチ技術により、Wi-Fi デプロイが極めて簡単になります。
目を見張る Wi-Fi パフォーマンス
特許取得 BeamFlex+™ アダプティブ アンテナ技術で信号到達範囲を伸ばしながら、64 の指向性アンテナ パターンを活用して干渉を抑制します。
非常に優れた屋外 Wi-Fi
IP-67 耐候性を備えた高パフォーマンスの屋外 802.11ac Wave 2 Wi-Fi を体験できます。
複数の管理オプション
T310 シリーズは、物理または仮想コントローラー アプライアンスから管理できます。
対応デバイスの増加
2 つの MU-MIMO 空間ストリームとデュアルバンド 2.4/5GHz 無線同時接続で同時に接続できるデバイスの数を増やしながら、Wave 2 以外のデバイスのパフォーマンスも高めます。
最高のスループットを自動化
ChannelFly™ 動的チャネル技術では、機械学習を使用して混雑の最も少ないチャネルを自動的に見つけます。常に、その帯域が対応する最高のスループットを得られます。
Wi-Fi を超える
Ruckus IoT Suite、Cloudpath セキュリティおよびオンボーディング ソフトウェア、SPoT Wi-Fi 位置情報エンジン、および SCI ネットワーク アナリティクスで、Wi-Fi の先を行くサービスに対応しましょう。

アクセス ポイントのアンテナ パターン
ラッカスの BeamFlex+ アダプティブ アンテナを搭載した T310 AP は、多数のアンテナ パターン (最大 64 通りの組み合わせが可能) の中から各デバイスとの間に最良の接続を確立するパターンをリアルタイムで動的に選択します。これには以下の利点があります。
- Wi-Fi 信号到達範囲の向上
- RF 干渉の低減
一般的なアクセス ポイントに搭載されている従来の全方向アンテナでは、RF 信号を全方向に不要に放射することにより、環境が過剰に飽和します。一方、ラッカスの BeamFlex +アダプティブ アンテナでは、パケットごとに各デバイスに無線信号を向けてリアルタイムで Wi-Fi 信号到達範囲とキャパシティを最適化し、高デバイス密度の環境に対応します。BeamFlex+ は、デバイスからのフィードバックなしで稼働するため、レガシー規格を使用するデバイスも恩恵を受けます。

アンテナ パターン

アンテナ パターン

アンテナ パターン

アンテナ パターン

メモ: 外側のトレースは、可能なすべての BeamFlex+ アンテナ パターンの合成 RF フットプリントを表します。内側のトレースは、外側の複合トレース内の BeamFlex+ アンテナ パターンを表します。
Wi-Fi 規格 |
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サポート対象速度 |
|
サポート対象チャネル |
|
MIMO |
|
空間ストリーム |
|
無線チェーンとストリーム |
|
チャネライゼーション |
|
セキュリティ |
|
その他の Wi-Fi 機能 |
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T310c | T310d | T310s | T310n | |
---|---|---|---|---|
アンテナ タイプ |
| |||
アンテナ利得 (最大) |
|
|
| |
ピーク送信電力 (MIMO チェーン全体の総計) |
|
|
| |
BeamFlex+ SINR 送信電力利得* |
| |||
BeamFlex+ SINR 受信電力利得* |
| |||
最低受信感度1 |
| |||
周波数帯 |
|
HT20 | HT40 | ||
---|---|---|---|
MCS0 | MCS7 | MCS0 | MCS7 |
-95 | -78 | -92 | -75 |
VHT20 | VHT40 | VHT80 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
MCS0 | MCS7 | MCS0 | MCS7 | MCS9 | MCS0 | MCS7 | MCS9 |
-96 | -77 | -93 | -74 | -69 | -90 | -71 | -66 |
レート | 出力 (dBm) |
---|---|
MCS0 HT20 | 23 |
MCS7 HT20 | 18 |
MCS0 HT40 | 22 |
MCS7 HT40 | 18 |
レート | 出力 (dBm) |
---|---|
MCS0 VHT20 | 24 |
MCS7 VHT20 | 20 |
MCS9 VHT20 | 18 |
MCS0 VHT40、VHT80 | 23 |
MCS7 VHT40、VHT80 | 20 |
MCS9 VHT40、VHT80 | 18 |
ピーク PHY レート |
|
クライアント キャパシティ |
|
SSID |
|
アンテナ最適化 |
|
Wi-Fi チャネル管理 |
|
クライアント密度管理 |
|
スマート キャスト QoS |
|
モビリティー |
|
診断ツール |
|
コントローラー プラットフォーム サポート |
|
メッシュ |
|
IP |
|
VLAN |
|
802.1x |
|
トンネル |
|
ポリシー管理ツール |
|
IoT 対応 |
|
T310c | T310d | T310s | T310n | |
---|---|---|---|---|
イーサネット |
|
|||
USB | — |
|
||
DC 電源 | — |
|
T310c | T310d | T310s | T310n | |
---|---|---|---|---|
サイズ | 18.1(L) x 15.1(W) x 7.9 (H) センチ 7.1(L) x 5.9(W) x 3.1(H) インチ | 26(L) x 20.9(W) x 10.3(H) センチ 10.2(L) x 8.2(W) x 4.1(H) インチ | ||
重量 | 1 キロ (2.1 ポンド) | 1.65 キロ (3.6 ポンド) | ||
侵入に対する保護 | IP-67 | |||
マウント | 壁、吊り天井、卓上 柱への取り付け直径 1 ~ 2.5 インチ | |||
動作温度 | -20ºC (-4ºF) - 65ºC (149ºF) | -40ºC (-40ºF) - 65ºC (149ºF) | ||
動作湿度 | 最大 95%、結露しないこと | |||
耐風性 | 最大 266km/時 (165 マイル/時) |
T310c | T310d | T310s | T310n | |
---|---|---|---|---|
電源 | 最大電力消費 (USB 給電を含む) | |||
802.3af/at (PoE) | 7.92W | 11.86W | 11.86W | 11.86W |
DC | — | 11.7W | 12.11W | 11.7W |
Wi-Fi アライアンス3 |
|
準拠規格4 |
|
位置情報サービス |
|
ネットワーク アナリティクス |
|
セキュリティとポリシー |
|
モデル | アンテナ | 低温 | USB | DC 電源 |
---|---|---|---|---|
T310c | 全方向 | -20ºC | なし | なし |
T310d | 全方向 | -40ºC | ○ | ○ |
T310n | 狭ナローセクター (30º) | -40ºC | ○ | ○ |
T310s | セクター(120º) | -40ºC | ○ | ○ |
T310 屋外 AP | |
---|---|
901-T310-XX20 | T310c、全方向、屋外アクセス ポイント、802.11ac Wave 2 2x2:2 内蔵 BeamFlex+、デュアルバンド同時運用。イーサネット ポート 1 基、PoE 入力。-20ºC ~ 65ºC 動作温度。取り付けブラケット同梱。1 年間の保証付き。PoE インジェクターは含まれません。 |
901-T310-XX40 | T310d、全方向、屋外アクセス ポイント、802.11ac Wave 2 2x2:2 内蔵 BeamFlex+、デュアルバンド同時運用。イーサネット ポート 1 基、PoE 入力、DC 入力、USB ポート。-40ºC ~ 65ºC 動作温度。取り付けブラケット同梱。1 年間の保証付き。PoE インジェクターは含まれません。 |
901-T310-XX51 | T310s、120x30 度、屋外 802.11ac Wave 2 2x2:2、120 度セクター、デュアルバンド同時運用アクセス ポイント。イーサネット ポート 1 基、PoE 入力、DC 入力、USB ポート。-40ºC ~ 65ºC 動作温度。調節可能取り付けブラケット同梱。1 年間の保証付き。PoE インジェクターは含まれません |
901-T310-XX61 | T310n、30x30 度、屋外 802.11ac 2x2:2 Wave 2、狭ビーム、デュアルバンド同時運用アクセス ポイント。イーサネット ポート 1 基、PoE 入力、DC 入力、USB ポート。-40ºC ~ 65ºC 動作温度。調節可能取り付けブラケット同梱。1 年間の保証付き。PoE インジェクターは含まれません。 |
国別の注文情報については、ラッカス価格表をご覧ください。
保証: リミテッド 1 年保証付きで販売されます。
詳細については、以下を参照してください: http://support.ruckuswireless.com/warranty
902-0162-XXYY |
|
902-0125-0000 |
|
902-0127-0000 |
|
902-1121-0000 |
|
注意: 屋外 AP のご注文の際には、-XX 部分を -US、-WW、または -Z2 で置き換えて送付先を指定してください。PoE インジェクターまたは電源をご注文の際には、-XX 部分を -US、-EU、-AU、-BR、-CN、-IN、-JP、-KR、-SA、-UK、-UN のいずれかで置き換えて送付先を指定してください。
アクセス ポイントについて、-Z2 は次の国に適用されます: アルジェリア、エジプト、イスラエル、モロッコ、チュニジア、ベトナム。
*BeamFlex 利得は複数の AP と多数のクライアントで構成された実際の環境条件における長期的観測値を基準として、統計的なシステム レベルの効果値を SINR の増幅値に換算したものです。
*BeamFlex 利得は複数の AP と多数のクライアントで構成された実際の環境条件における長期的観測値を基準として、統計的なシステム レベルの効果値を SINR の増幅値に換算したものです。
1Rx 感度は帯域、チャンネル幅、MCS レートによって異なります。
2最大電力は国の設定、帯域、MCS レートに応じて異なります。
3全 WFA 認定資格の一覧については、Wi-Fi アライアンスのウェブサイトをご覧ください。
4現在の利用可能製品については、価格一覧をご覧ください。